海外オプション取引のプレミアムとは?
海外オプション取引でのプレミアムは、ストライクプライスと限月ごとに設定されており、本来価値(現時点において権利行使をしたならば得られる金額)と時間価値(現時点から最終期日までにおける原資産の価格変動の可能性に伴う価値)から構成され、日々変動します。
プレミアムの変動要因としては、原資産の価格の変動,原資産の価格の変動可能性(ボラティリティ)の大小、ストライクプライス、権利行使可能期間の長短(時間価値の減少)、短期金利など様々なものが海外オプション取引にはあります。
また,対象商品(原資産)を円とするドル建ての海外オプション取引の場合、原資産の価格の変動、すなわち、円ドルの為替レートの予測が重要となるところ、円ドルの為替レートは,日米はもとより国際的な経済状況、政治状況、日米の貿易収支、金利、軍事的状況、当局による市場介入のほか、多種多様な立場の者の通貨需要からも影響を受けます。
プレミアムが日々変動することに着目して権利行使を予定せず、単に投機目的でオプションそのものの売買(転売を目的としたオプションの購入及びオプションの売却(転売))をすることを含めて広く「海外オプション取引」と呼ぶ場合もあります。
海外オプション取引でのオプション転売取引の場合、オプションの売主はその買主に対してオプションを移転すべき義務を負い、買主は売買時点におけるプレミアムを支払うべき義務を負います。
個人投資家は、対象商品(原資産)を現実に買い付けたり売り付けたりすることはしないため、権利行使を視野に入れたリスクヘッジ等を目的とする本来の意味での海外オプション取引ではなく、投機目的のオプション転売取引を行っており、かつ、取引所における取引に直接参加することができないため、オプション取引の取次業者を通じて取引を行っています。
海外オプション取引でのオプション転売取引においては,オプションの買主は、自ら売主となってオプションを転売する時点におけるプレミアムがオプション購入時のプレミアムと取次業者に対する取引手数料の合計額を超えた場合に、その差額が利益となり、合計額を下回る場合には、その差額が損失となります。
また、海外オプション取引において権利行使期間が過ぎて権利放棄となった場合には、オプションは無価値となるので、オプション購入時のプレミアムと取次業者に対する取引手数料の合計額がすべて損失となります。